この株元の地表には、枯れ葉をエサにして生きる
木材腐朽菌が優占支配するエリアである。
多様な微生物は木材腐朽菌の下で不活性化している。
この状態を圃場に再現すれば
「完全無農薬栽培」が出来る。
屋久島の地表をMOG-A1菌は圃場に再現できる菌である。
これまでの農業は・・・この環境生態系を無視、削除して、
家畜の排泄物の細菌を圃場に繁殖させることを
行ってきた・・・・。
大きな勘違いを犯してきた!
その自然との乖離、隙間に・・・病害菌が侵入してきた。
誤った科学は・・・病害菌のエサである!
葉の中心に堆積した喬木の枯れ落ち葉。
ここにリグニン、セルロースを分解する木材腐朽菌が生息している
。
屋久島 オオタニワタリ。
木材腐朽菌が生息している自生地では、株に付いた枯れ葉は分解され、
その養分で次のシーズン生きることになる。
オオタニワタリは炭素循環の中で、その展開した葉は、喬木の落ち葉を
受け取るためのもの。
更に、天から降ってくる雨水の「尿素」を集めるための姿である。
右写真
木材腐朽菌が生息しない鉢のオオタニワタリ。
木材腐朽菌が生息しないために、枯れ葉を分解しないために、
永年にわたって枯れ葉は株に付いたままになる。
大自然の姿と、温室内の姿には・・・・・
木材腐朽菌一つで・・・・このように大きな違いになる。
これと同じことが農業の圃場でも起こる。
細菌ではこの枯れ葉のリグニンを分解出来ない!
菌根菌、木材腐朽菌MOG-A1菌は不思議な菌である。
植物の枯れた組織、枯れ葉のリグニン、セルロースを分解して生きる菌であるが、
同時に生きた植物の根と共生して植物の生育を援助する菌でもある。
つまり、生きている植物の細胞を攻撃、分解しない・・・。
しかし、死んだ細胞は「エサ」にして食べる・・・・
更に、生きた根と共生して・・・根に養分、炭素源、水分、空気まで供給する・・・。
そして・・・ランの自生地では、エリアに生息する、落下、侵入する多様な微生物を不活性化する。
右写真は、ラン科植物のエビネ。
この植物は「離層」を捨てた植物で、枯れた葉を株から離すことはない。
株に付いたまま枯れた葉は木材腐朽菌のエサになり分解され、次年度の養分になる。
この株にMOG-A1のSmartMax GreatRay溶液を葉面散布した。
枯れた葉はMOG-A1菌が分解している。
生きている葉は・・・葉面にMOG-A1菌は住んでいるが、そのまま・・・。
更に、培養土内の根には。MOG-A1菌は菌根菌となって共生している。
生きている葉と、枯れ葉を・・・どこで仕分けしているのか。
この謎を解けば・・・
生きた細胞をエサにして生きる病害菌と
死んだ細胞をエサにして生きる木材腐朽菌。
生きた根の細胞に侵入しながら・・病害菌とは異なる進化をした菌根菌。
・・・・・・
MOG-A1菌の多面的な顔を解明すれば・・・・面白い世界が見えるかもしれない。